2017.7.6 |
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現場調査のため、初めてお施主様宅を訪問。
こちらは増築部分の天井裏。
断熱材はハクビシンに引き裂かれ、あたり一面ネズミの糞だらけ。
お施主様によれば、母屋部分の天井裏はハクビシンが住みついており、
おそらくハクビシンの糞とダニだらけだろうとのことでした。
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9.27 |
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工事開始は瓦屋さんから。
サルを追い払ったら、仕返しに瓦をはがして投げ落とされたとのこと。
お施主様に怪我がなかったのが何よりです。 |
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10.4 |
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今日から大工工事が始まりました。
先ずは母屋の天井解体。
お施主様の話通りハクビシンの糞が大量に発見されました。 |
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10.5 |
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きれいになった天井裏には、立派な梁が縦横に通っているのが見えます。
ハクビシンが侵入したであろう穴は全てふさぐとともに、
今後いつでも容易に点検できるよう天井裏に上る階段とLED照明を設置。
2度と動物が住みつかないよう対策を施しました。 |
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10.6 |
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70年前の建前の時に置かれた「弓」を発見。
今でもたまに見ることはありますが、こんな立派な弓は初めてです。 |
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10.12 |
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鴨居が中央で3cm程も下がってしまっていて、襖が動かなくなっていた部分。
下がった鴨居を持ち上げるため、増設した柱を床下からジャッキアップします。
ほとんどの建具が動かなくなっているため、構造が関係する部分は大工さんが、
それ以外は建具屋さんに直してもらいます。 |
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10.13 |
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この日から天井張り、床張りと続きます。
古民家改修というと天井を張らずに梁を見せるイメージがありますが、
昔の家はすき間だらけで冬の寒さが大変なため、
今回はちゃんと天井を張り、冬雪が降っても暖かく過ごせるようにします。 |
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10.23 |
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前日台風21号が通過。
途中土砂崩れ等の被害を見ながら現場に来てびっくり。
現場裏で杉の大木が根元で折れ、家と反対側に倒れているではありませんか。
もしこれが家側だったらと思うとぞっとします。 |
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10.25 |
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今日は水道工事が実施されます。
これは大型の浄水装置。最初の仕事は街路樹の伐採からでした。
お施主様支給のものですが、水道メーターのすぐ後につけることで
家中の水質がよくなるそうです。
このあとキッチンや洗面化粧台が新しいものに交換されます。 |
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10.26 |
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新しくなったシステムキッチン。
以前のキッチンを解体する段階で水道管の腐食が判明。
この機会に配管もやり替えることとなりました。
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11.2 |
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畳の入れ替えです。
天井裏のゴミや糞がきれいになり、家の中がすがすがしくなっていましたが、
新しい畳の匂いも加わって、以前の状態からは考えられない気持ちのいい空間になりました。 |
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11.7 |
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網戸が付けられました。
これまでは網戸が無かったため、虫が入らないようにと窓が閉め切られていることが多く、
家の中に湿気がこもったり、空気がよどんだりでしたが、
これで空気が流れる快適で健康な暮らしが実現できます。 |
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11.8 |
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1ヶ月に及ぶ工事が完了しました。
70年分の堆積した埃やゴミが除去され、天井が全て張り替えられ、
建付けが悪くなり動かなくなっていた家中の建具が調整され、
網戸が付き、薄暗かった昔の照明がLED化され、
キッチンや洗面台どころか水道管も全て新品に交換され、
とても素敵な古民家に生まれかわりました。
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